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基本情報

エンディングノートに書くべき基本情報

ここでは【基本情報】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

【基本情報】はエンディングノートの重要なコンテンツです。そのため記入の際は、「正確であること」「記載漏れがないこと」に充分留意します。正確性を期すには「注意深い記入」「慎重な見直し」、そして「情報の更新」が必要です。ノートには最終記載日を記し、記載事項に変更があれば適宜修正して修正日を添えます。見やすく、わかりやすいよう、箇条書きやリストを利用します。

■基本データ■

氏名(あれば旧姓も)/生年月日/出生地/住所と本籍地/固定電話番号・携帯電話番号・メールアドレス/勤務先の名称・所属部署名・役職名・連絡先

■緊急連絡先■

氏名/本人との関係/所属など/電話番号・メールアドレス・住所

リストを作成します

これは葬儀に呼ぶ方のリストでなく、あくまでの緊急の連絡先です。ご家族すべてと勤務先の方、親しいご近所の方などに絞って記入します

■緊急医療情報■

血液型/持病やアレルギーの有無/現在治療中の病気/服薬中の処方薬の一覧/処方薬以外に常用している薬、健康食品など/かかりつけの病院名・診療科名・担当医/既往歴/健康保険証(介護保険証・後期高齢者医療保険証)の記号と番号/医療保険の加入先と証書の保管場所

緊急に医療処置を受ける際に必要な基本情報をまとめて記します

服薬中の薬については薬剤名だけでなく、お薬手帳をコピーするなどして、服薬の容量、回数など含め、詳細に記載します

既往歴(病歴)は病名の羅列でなく、罹患した年とそのときの年齢、治癒した年とそのときの年齢、その病気の治療をした病院名、担当医、治療法(手術の有無、入院の有無、通院して服薬治療など)を記載します

■パーソナルデータ■

運転免許証番号と保管場所/パスポート番号と保管場所/マイナンバーとカードの保管場所/住民票コードとカードの保管場所/携帯電話番号と加入電話会社/メールアドレス/メールサービスをはじめ加入しているインターネットサービスの一覧とIDやパスワード/パソコンのID・パスワード・重要ファイルの所在・データ処理の希望/そのほか契約している有償サービスの一覧と連絡先

学歴・職歴・結婚歴・住居歴などは、別の章で記します。ここでは緊急のときに必要な現在の重要情報に絞り込んで記載し、情報を探しやすくしておきます

自分の身に急な事態が起こり、意思の疎通ができない状態になったことを想定します。そのような場面でご家族や勤務先、友人知人に迷惑をかけないため、伝える必要があるのはどのような情報かを考え、記載するようにします 

自分史

【自分史】

ここでは【自分史】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

【自分史】は、旅立った後に自分の存在をご遺族に味わい、感じてもらうためのコンテンツです。さまざまな思いや出来事で成り立つ一日一日を積み重ねてきたこれまでの人生は、壮大な物語。ご本人でも記憶を掘り起こすのは大変です。そこで、大切な思い出を蘇らせやすいよう、エンディングノートのデジタルテンプレートでは、多くの項目を用意しています。

以下の、自分史の構成サンプルについて

以下のサンプルは4部構成です。第1章は「わたしの履歴」。学業、職業、趣味の活動、結婚、住居などの歴史を書き出します。最後に、それをもとにトピックを抽出した「年表」を作り、家系図と家紋で章を閉じます。この章では思いを綴るのではなく、人生の記録をしたためます。

第2章は「わたしの物語」。データでなく思い出を通じてご自身の人生を綴ります。懐かしいエピソードを思い出しやすいよう、年代順に記入項目を挙げました。思い出せないところはとばし、気持ちの向いたところから気楽に書き始めることがポイントです。過去を振り返るうち、すっかり記憶の彼方にあり忘れていた出来事が、連想的に甦ってきます。当時の気持ちや考えを思い起こし、生き生きとした物語をノートに刻みます。

第3章は「わたしの家族」。ご自身の父母、祖父母、兄弟といった、ご自身が育った家族。そして、その後結婚し築いてきたあらたな家族。それぞれの印象深い出来事、思い出の一場面を、当時の思いとともに綴りましょう。とくにお子さま、お孫さまたちは、このようなお話に触れることをとても喜びます。

第4章は、時系列に思い出を刻むのではなく、人生全体を俯瞰します。ひとつは「幸せだった5つの思い出」「自分に誇れる5つの成果」「つらく苦しかった思い出」「悲しみの記憶」など、テーマ別に体験した出来事をピックアップし、思いを記します。もうひとつは、「感謝の気持ちを伝えたい人々」「お詫びの心を伝えたい人々」「賞賛したい人々」など、心に深い思いを残した人々との出来事やメッセージを綴ります。

第1章 わたしの履歴

■学業の歴史■

保育園・幼稚園から、小中高、予備校や専門学校、大学・大学院、留学の履歴表(名称と入学卒業の年月日)/表彰などの記録/部活動やサークル/卒業論文や修士論文、博士論文のテーマタイトル

■職業の歴史■

入社(起業・創業)・転職・退社の履歴/配属・昇格・昇任/最初に就職したときの思い/かつて仕事に関して抱いていた夢・目標・そのための努力/仕事の実績/仕事の信念

■職歴以外の活動■

趣味/サークル活動/生涯学習/ボランティア活動/地域活動

■資格・免許など■

資格・免許/展覧会やコンテストなどでの受賞歴/感謝状・表彰状などの受賞歴/受勲

■結婚歴・出産歴■

結婚歴/離婚歴/再婚歴/出産歴

■住まいの履歴■

誕生時の住居から、現在の住居まで、引っ越しの履歴/それぞれの住所、周囲の環境、家の印象や思い出

■自分史 年表■

ここでは、これまでに書き出した履歴をもとに、ご自身で重要だと思うトピックスを選び、時系列に並べ作成します

■家系図・家紋■

家紋の名称/家紋の図/家系図

第2章 わたしの物語

■現在のプロフィール■

趣味/特技/愛読書/好きな映画/好きな音楽/熱中していること/座右の銘・好きな言葉/好きな人・憧れの人(著名人)/尊敬する人/人生において影響を受けた人/人生の恩人/もっとも幸せな過ごし方/現在の夢・願い

■誕生の思い出■

出生年月日/出生時刻/出生地/生まれた病院など/生まれたときの身長・体重/へその緒の保管場所/名付け親の名前/名前にこめられた思い/出生時のエピソード

ご自身で記憶しているものではありませんので、父母・祖父母から聞かされたエピソードや記録をもとに記載します

■幼少時の思い出■

保育園・幼稚園の名称/担任の保育士・教諭/好きだった遊び/癖/好きだった食べ物/仲の良かった友人/思い出深い行事など、印象にのこっているエピソード

■小学生時代の思い出■

小学校の名称/担任の教師/得意科目・苦手な科目/成績など/クラブ活動・部活動/習い事、塾/趣味/熱中していたこと/親しかった友人/思い出深いエピソード

(以下、同様に【中学生時代の思い出】【高校生時代の思い出】【大学生時代、専門学校生時代の思い出】を綴ります)

20代の思い出■

*青年時代の思い出をフリー形式でしたためます。エッセイのように書いても、詩に仕立ててもよいでしょう。

(以下、同様にご自分の年齢にあわせ【〇〇代の思い出】まで記載します)

第3章 家族の物語

■父の思い出■

父の名前/誕生日/出生地/命日/享年/戒名/お墓/父の人柄/父との忘れられない思い出/贈る言葉

■母の思い出■

母の名前/誕生日/出生地/命日/享年/戒名/お墓/母の人柄/母との忘れられない思い出/贈る言葉

■兄弟姉妹の思い出■

兄弟姉妹の名前/誕生日/出生地/命日/享年/戒名/お墓/兄弟姉妹の人柄/兄弟姉妹との忘れられない思い出/贈る言葉

■祖父母の思い出■

祖父(祖母)の名前/誕生日/出生地/命日/享年/戒名/お墓/祖父(祖母)の人柄/祖父(祖母)との忘れられない思い出/贈る言葉

■パートナーとの出会い、交際、結婚■

伴侶の名前/出会ったきっかけ/外見・性格への第一印象/交際することになったきっかけ/交際期間の思い出/結婚を意識したきっかけ/プロポーズの言葉/結婚・新婚旅行・新居など

■家族の誕生■

名前/誕生年月日/名前にこめた思い/誕生時の印象・エピソード/お宮参り・初節句・誕生会・クリスマス・お正月などの思い出/幼少期の思い出/成長過程での印象深い出来事/成長した現在の姿に思うこと

*ここではひとりひとりのお子さまについて記述します

■家族の思い出■

思い出の家族旅行/家族のイベント/家族で楽しんだこと/家族でのりこえたこと/10大ニュースなど

第4章 人生への思い

幸せだった5つの思い出/自分に誇れる5つの成果/つらく苦しかった思い出/悲しみの記憶/感謝の気持ちを伝えたい人々/お詫びの心を伝えたい人々/賞賛したい人々……

これまでの人生を振り返り、経験した出来事の意味や価値をテーマごとに記します

伝えきれなかった感謝や謝罪の思いがあれば、それを記します

【自分史】は、遺していく方々への、またとない贈り物になります。あなたの人柄を感じ、ともに歩んだ人生を味わい返し、存在を身近に感じてくれるでしょう。自分史を作ることは、旅立った後、あらたな形で人々の心の中に生き直すことにつながるのです。

親戚・友人・知人リスト

エンディングノートに書くべき、親戚・友人・知人リスト

ここでは【親戚・友人・知人リスト】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。

【親戚・友人・知人リスト】はエンディングノートに欠かせないコンテンツです。ただし、名前と連絡先、自分との関係だけを連ねたリストを作っても、後に困ることがあります。

◇もしものとき、まず知らせる必要がある方

◇できれば生前にお別れをしたい方

◇葬儀に呼びたい方

◇すべてすんだ後にお知らせをしたい方

エンディングノートのリストは、このような明確な目的に使用されるものです。ですから、「目的別のリスト」を用意しておくとよいでしょう。

また記入の際は、「正確であること」「記載漏れがないこと」と同時に、「自分との関係」について、ある程度くわしく記しておきます。人間関係にはかならずなんらかの上下関係がありますし、礼節を尽くした接し方をするには必要な情報です。また、住まいを移転されたり、電話番号やメールアドレスを変更される方もいらっしゃるので、情報の更新には充分に留意します。

■家族のリスト■ (緊急連絡先として【基本情報】のページにも記載)

続柄/氏名/携帯電話の番号・自宅の電話番号・メールアドレス/住所/勤務先の名称・所属部署名・電話番号

■お別れをしたい方のリスト■ (【医療・介護】のページにも記載)

氏名/携帯電話の番号・自宅の電話番号・メールアドレス/住所/勤務先の名称・所属部署名・電話番号/本人との関係

■葬儀に呼びたい方のリスト■ (【葬儀・供養】のページにも記載)

氏名/携帯電話の番号・自宅の電話番号・メールアドレス/住所/勤務先の名称・所属部署名・電話番号/本人との関係

■すべてすんだ後にお知らせをしたい方のリスト■ (【葬儀・供養】のページにも記載)

氏名/携帯電話の番号・自宅の電話番号・メールアドレス/住所/勤務先の名称・所属部署名・電話番号/本人との関係

エンディングノートは、目的別にリストを作るのが安心

エンディングノートの目的から考えると、このように目的別にリストを作るのがいちばん安心です。「親戚」「仕事関係者」「学生時代の友人」「地域活動の仲間」などに分類してリストを作成するケースが多くみられますが、「訃報を急ぎ伝えるべき人」「葬儀に呼ぶ人」などがバラバラに書かれていると、ミスの誘因になります。

また、できればリストに掲載した方それぞれについて、自分に対して何をしてくれた方なのか、何をもたらしてくれた方なのか、あるいはどのような思い出を共有している方なのかを記載します。後にご家族がご挨拶やお礼を伝えるとき、重要な情報になります。形式だけでないご挨拶やお礼を伝えることができれば、お相手にも、あなたの心が伝わるでしょう。

ペットについて

エンディングノートに書くべき、ペットに関する事

ここでは【ペットについて】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

【ペットについて】は忘れられがちですが、とても大切な事項です。ペットは口をきくことができませんから、お世話をしていた方が急にいなくなってしまったら一大事です。適切な食事内容や量がわかりませんし、予防注射や持病、かかりつけ動物病院などの医療情報もありません。ケースによっては、ペットの命に関わる問題にも直結します。そのようなことを防ぐため、大切な情報をまとめ記しておきましょう。

■基本データ■

名前/種別(犬、猫、ハムスターなど)/種類(犬種など)/性別/生年月日/毛色/体長・体重/避妊・去勢手術の有無/血統書の有無・登録番号

■医療情報■

持病やアレルギーの有無/予防接種について/現在治療中の病気/投薬中の薬の一覧・投薬方法/薬以外に常用しているサプリメントなど/かかりつけの動物病院名・住所・電話番号・診察券の保管場所/既往歴/ペット医療保険の加入先と証書の保管場所

■食事について■

いつもたべている食事内容(フードの銘柄も)/作り方/1回の食事量/1日の食事の回数/おやつの内容・量・頻度/好きな食べ物/与えてはいけない食べ物

*「与えてはいけない食べ物」には、アレルギーなど体質的に避けるべき食べ物だけでなく、その動物にとって危険な食べ物を詳細に記しておくことが必要です。

*自分で飼ったことがない人は、どのような食べ物がそのペットにとって危険かまったく知識がありません。たとえば犬を飼ったことがない人が犬を引き取ることになったとき、人間と同じ食べ物なら安全だと思い込み、犬にとって危険な食べ物を与えてしまうこともあります。

■生活習慣について■

トイレについて/散歩について/睡眠について/入浴について/トリミングについて/日常のケアについて/好きな遊びや過ごし方/嫌いなこと/癖

*一般的な飼い方の知識があっても、ペットそれぞれの個性や習慣は異なります。たとえば犬の場合、「散歩に連れ出さないとトイレができない」などの特徴があれば、かならず伝えなくてはペットの健康にかかわります。

*飼い主を喪ったペットは精神的に大きなストレスを負っていることがあります。愛用しているブランケットやクッション、おもちゃ、喜ぶことなども大切な情報になります。

■もしものとき■

自分がいなくなった後、ペットの世話を頼みたい人の名前・連絡先・了承の有無・渡してほしい飼育資金の金額・資金源/ペットが死んだときのペット葬や埋葬の希望・依頼する会社名と連絡先ともに生活し、家族の心を癒し、楽しませてくれる大切なペットです。その命にもかかわる重要な情報になりますので、しっかりまとめて伝え、ペットが快適で幸せに過ごせるよう備えておいておげましょう。

財産について

エンディングノートに書くべき、財産に関する事

ここでは【財産について】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

【財産について】はエンディングノートでもっとも機密性が求められるコンテンツです。そのため、作成したデータが人に見られないようファイルをロックし、閲覧にパスワードが必要になるよう設定する方も少なくありません。ただしそれを、ご家族などエンディングノートを託す方に伝え忘れるケースがあります。作成したからといって安心してしまわず、以下をしっかり伝えるよう気をつけましょう。

◇エンディングノートを用意してあること

◇エンディングノートを保管してあるパソコン、パソコンのユーザーIDとパスワード

◇エンディングノートのファイル名とファイルのありか、閲覧のためのIDとパスワード

■預貯金■

金融機関名/支店名/口座種別/口座番号/口座名義/通帳・カード・届出印の保管場所/現在の額/備考

■株式■

銘柄/保有している株数/名義人/預入証券会社/支店名/担当者名/備考

■自宅の土地・家屋■

所在地・地番/名義人/総面積・評価額/抵当権設定の有無と設定額/完済日・完済予定日/権利書等の保管場所/備考

■不動産■

所在地・地番/名義人/総面積・評価額/抵当権設定の有無と設定額/完済日・完済予定日/権利書等の保管場所/備考

■有価証券・金融資産■

種類・名称/証券番号や会員番号など/購入先窓口/担当者名/連絡先/備考 

■借入金・ローン■

借入先/連絡先/担当者名/借入額/毎月の返済日/毎月の返済額/返済方法/返済期限/借入残高/借入目的/返済口座銀行名/担保の有無・内容/保証人の有無・保証人名/備考 

■クレジットカード■

カード会社名/カード番号/連絡先/備考

■カードローン・キャッシングなど■

カード会社名/カード番号/連絡先/備考

■借金の保証人など■

主債務者名(わたしが保証した人)/主債務者の連絡先/債権者名(お金を貸した人/債権者の連絡先/保証した日/保証した金額/備考

■その他の財産について■

自動車/美術品/貴金属/著作権・権利収入

現在はインターネットバンク、インターネット証券会社などと取引している方も多くいらっしゃることでしょう。その場合、ご遺族が必要になる情報について、もれなく記載しておくことを忘れないようにしましょう。

また財産の分配については、エンディングノートに記しても法的効力はありません。それを理解した上で記載する場合、できるだけ詳細な目録と、なぜそのように分配したかを丁寧に記し残すことが大切です。遺された方々の間に感情的な問題を起こさず、すべての方に納得してもらえるよう心を配り、真摯に思いを伝えましょう。

保険・私的年金(個人年金、企業年金)

エンディングノートに書くべき、保険・年金に関する事

ここでは【保険・年金】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

【保険・年金】に関する書類は、家庭の重要書類として普段から決まった場所に保管されているケースがほとんどです。しかしすでに契約が切れたものが含まれていたり、書類が膨大なため、実際に現在どの保険や年金に加入しているのか把握しにくいことが多いものです。そのためエンディングノートで一覧できるリストにしておくことが大切です。

■生命医療保険・損害傷害保険■

保険会社名/連絡先/担当者名/保険契約の種類・内容/証券番号/証券の保管場所/満期年月日/契約者名/被保険者名/保険金受取人/保険金額/支払満了期日/備考

*生命保険、医療保険、火災保険、地震保険、自動車保険などの損害保険のそれぞれについて、ご自身が契約者になっているもの、受取人になっているものの両方を記します。

■公的年金■

基礎年金番号/最寄りの社会保険事務所/年金支払い口座(金融機関名・支店名・口座の種類・口座番号)/年金受取り口座(金融機関名・支店名・口座の種類・口座番号)/年金手帳等の保管場所/国民年金基金や厚生年金基金などの基金名と連絡先/備考

■個人年金・企業年金■

年金保険の名称/会社名/担当者名/連絡先/証券番号/契約者/被契約者/受取人/払込終了年月日/年金開始日/年間の年金額/保険証書・契約印の保管場所/備考

後に遺す家族が生活の不安を抱えないように――。そんな思いで生命保険や国民年金基金、個人年金などに加入している方もいらっしゃるでしょう。でも、加入していることを伝え忘れたり、書類や契約印を整理しておくのを忘れてはいけません。

保険・年金に関して、きちんと理解しているのは普段から管理している方だけです。遺された方々が困らないよう、書類をまとめておくだけでなく、エンディングノートに加入しているものの一覧を記載し、全体像を把握しやすいよう整えておきましょう。

介護・告知や延命治療献体など

エンディングノートに書くべき、医療・介護に関する事

ここでは【医療・介護】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

【医療・介護】は、旅立ち以前のステージに関することが中心です。万一、ご自身の意思を伝えられない状態になった場合を想定して、「こんな介護生活を送りしたい」「こんな治療だけは避けたい」「こんな最期を過ごしたい」などの希望をあらかじめ記します。ただしご自身の意思を決めるには、終末期医療や介護、臓器移植などについて情報と知識を集め、死生観を固めていくことも必要になります。ご家族への気遣いだけでなく、ご自身の本心からの望みを見つめ記しましょう。

■介護に関する希望■

介護をお願いしたい人/介護をしてもらう場所の希望/介護が必要になったときのそのほかの希望/介護資金の有無と資金源/介護をお願いした家族への支払いの有無・毎月の支払額もしくは財産分与額/介護関係の相談先リスト/認知症など意思決定できなくなったときの財産管理人

*「介護をお願いしたい人」は、「配偶者」「息子〇〇夫婦」「娘〇〇夫婦」「介護保険を利用して、息子〇〇夫婦を中心に家族全員で」「介護ヘルパーに依頼する」など、具体的に記します。

*「介護をしてもらう場所の希望」は、状態によって可能な選択肢が限られます。さまざまな状況を想定して「自宅」「息子〇〇夫婦宅」「娘〇〇夫婦宅」「公的な介護保険施設」「公的な福祉施設」「民間の有料老人ホーム」などの選択肢から選び、理由などを添えます。

*「介護資金の有無と資金源」には、「自己名義の預貯金」「資産〇〇を処分して充当」「家族○○に援助をお願いする」「民間介護保険の一時金」「年金」「介護ローン」「その他」などの具体的な選択肢から指定し、説明を記します。

*「介護関係の相談先リスト」は、以下のような相談・支援機関の一覧です。ご自身で管轄事務所や近所の事業者を調べてリストアップしておきます。万一あなたが介護を受ける状態になった場合、心を痛めているご家族を、あなた自身がおこなった準備によって助けることができます。

①自治体窓口 ②地域包括支援センター ③地域の社会福祉協議会 ④地域の民生委員⑤近所の民間介護事業者 ⑥ケアマネージャー ⑦ヘルパー

■余命わずかになったときの希望■

知らせてほしい人のリスト/会いたい人のリスト/終末期医療の方針/備考

*「終末期医療の方針」とは、おもに以下のようなことについての希望です。もちろんそのときの状況に左右されますが、ご本人の死生観が大きく関わる問題です。そのときがきてから考えても答えを出すのが難しい場合も多くありますので、普段からよく考え、自分の心を見つめておく必要があります。

①最後まで治癒を目指し積極的な治療を続けてほしいor治癒が見込めない段階になったら緩和治療に移行し苦痛なく穏やかに療養したい

②通常の除痛治療で効果が出にくくなったら意識が朦朧としてもよいので強い薬剤で除痛してほしいorできるだけ最後まで意識がある状態でいたい

③終末期で要件を満たすなら病院の緩和ケア病棟かホスピスに入りたいor可能なら在宅ホスピスケアを受けたい

■延命治療と尊厳死に関する希望■

延命治療の可否に関する希望/意思表明の書類等の有無・保管場所

*延命治療とは、傷病が回復不能で死期が迫っていることが明らかな場合に、生命維持装置を装着することです。一度装着すると、それをはずす行為は死なせることを意味しますので、医師もご家族も精神的に強い抵抗を抱きます。ご本人の意思を明確にしておくことで、負担を軽くすることができます。

*延命措置を拒否したい場合、その意思をエンディングノートに記すことは大切ですが、本人が間違いなく意思表示したものだと保証する「尊厳死宣言公正証書」を作成する方も増えています。医師は、患者家族の中にひとりでも延命希望者がいると、後に訴訟に発展することを恐れ、患者の意思にかかわらず延命を行う場合がありますが、公正証書を用意しておけば、95%以上の医師が患者の希望に沿い延命治療を差し控えます。

*エンディングノートに意思を記載しておくだけでなく、普段からご家族の皆さんに希望を話し、納得してもらっておくことが大切です。納得が不充分だと、いざというとき、ご家族が別れがたい思いから苦しい思いを負うことがあります。

■臓器提供と献体に関する希望■

臓器提供の希望に関する意思・臓器提供意思カードの有無・保管場所/献体の希望に関する意思・登録の有無・登録証や会員証の有無と保管場所・連絡先 

*臓器提供と献体についても、あらかじめご家族とよく話し合い、希望する場合はきちんと説明をし、納得してもらうよう留意します。たとえ亡くなった後の体でも、「傷つけたくない」と思い、感情的に苦痛に思うご家族は少なくありません。

医療・介護に関する希望は、ご家族のためにもしておきたい

医療・介護については、自分自身の意思・方針を決めることでさえ難しいものです。さらに、その意思をご家族に了解してもらうことはさらに大変かもしれません。しかし遺された方々は、故人の最期の過ごし方について「あれでよかったのだろうか」といつまでも思い悩みご自分を責めることがあります。そのような思いを抱かずにすむよう、生前から考えや気持ちを伝え合っておきましょう。

お葬式のこと

エンディングノートに書くべき、お葬式に関する事

ここでは【お葬式について】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。

【お葬式について】に書かれた情報をご家族がお使いになるときは、お気持ちが混乱し、また緊張と疲労でつらい状態にあるかもしれません。このページにある項目は、そのような状況でご家族に間違いなく、わかりやすく大切なことを伝えるよう、思いやりをこめて丁寧に記載することを心がけましょう。

■実施・喪主・施主について■

お葬式の実施(してほしい・してほしくない・家族にまかせる)/喪主をお願いしたい人の氏名・電話番号・メールアドレス・住所・メッセージ/施主をお願いしたい人の氏名・電話番号・メールアドレス・住所・メッセージ

■生前予約・生前契約について■

生前予約・生前契約の有無/会社名/連絡先/担当者名/契約書の有無と保管場所/見積りの有無・金額・支払の有無・領収書・支払方法/契約内容/備考

■お葬式の費用について■

費用にあてる自己名義の預貯金の有無/そのほか充当するべき資金源の有無・内容/お葬式保険の加入の有無・会社名・連絡先・担当者名・証書の保管場所/互助会への加入の有無・連絡先・契約内容・加入者証等の保管場所/葬儀社の葬儀会員制度への加入の有無・葬儀社名・連絡先・契約内容・会員証等の保管場所/備考

■お葬式の形式について■

お葬式をするかしないかの希望/お葬式の規模の希望(火葬のみの直葬・家族葬・一般葬・密葬をしその後にお別れの会・社葬)/お葬式の場所(自宅・セレモニーホールや斎場・寺・教会・公営集会所・その他)/お葬式の形式(仏式・神道式・キリスト教式・無宗教・その他)/宗派について/祭壇の希望(白木・デザイン祭壇・生花祭壇・供花充当のエコ生花祭壇・その他)/特別なお葬式の希望(音楽葬・樹木葬・海洋葬・その他)

■戒名・法名について■

戒名・法名の希望(つけてもらいたい・不要・すでに持っている)/持っている戒名・依頼した寺・宗派/つけてもらいたい場合の希望・予算の目安

■お葬式に関連するそのほかの希望■

ご遺体についての希望(死装束の希望と用意の有無・エンバーミングの許否・湯灌の有無の希望・安置場所の希望)/遺影の有無と保管場所/生花祭壇の希望の花種・希望の花色・希望のデザイン/副葬品の希望(生花・手紙・写真・愛用品・趣味に関連した品・冥銭・米と塩・その他)/音楽の希望(CDか生演奏か・曲名・音源の有無と保管場所・音楽の使い方・その他)/メモリアルコーナーの希望(設置するorしない・展示品の内容と保管場所・その他)/霊柩車の希望(お宮型or洋型車・車種・バン型or寝台車・走ってほしいルート)/通夜の形式(一般的な通夜・身内のみ・その他)/供花と香典について(供花を受けるor辞退する・香典を受けるor辞退する・香典返しの希望)

■訃報連絡先リスト■

①訃報を知らせ葬儀に呼んでほしい方の氏名・自宅電話番号・携帯電話番号・メールアドレス・住所・勤務先名・勤務先電話番号・その方との関係・お世話になったことやエピソード/②葬儀後に訃報を知らせてほしい方の氏名・自宅電話番号・携帯電話番号・メールアドレス・住所・勤務先名・勤務先電話番号・その方との関係・お世話になったことやエピソード/⓷訃報を知らせてほしくない方の氏名・連絡先・その方との関係・備考

 ■弔辞・焼香・献花について■

弔辞をお願いしたい人の氏名・電話番号・メールアドレス・住所・メッセージ・順番/焼香や献花の希望(伝統的焼香・献花・神道式の玉串拝礼・その他)/焼香や献花の呼び出しの順/献花に希望する花種・花色

元気なうちに整えておく事が大事

列挙した項目を眺め渡すだけで、どれほどたくさんのことを決めなくてはならないか、そしてそれがどれほど負担のかかることなのかを実感されると思います。それが、エンディングノートをお元気なうちに、自分の手でととのえておくべき理由のひとつです。時間をかけて、間違いがないように記載し、とくに葬儀の場に集まってくださる方々に失礼のないよう準備をしておきましょう。

お墓のこと

エンディングノートに書くべき、お墓に関すること

ここでは【お墓のこと】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

お墓については、すでにご用意されたり、方針を決めていらっしゃる方のほうが多いでしょう。ただし、ご家族がご存知のことであっても、詳細をまとめて記載しておきましょう。また、お骨を特別な方法で埋葬・供養してもらいたいときは、方針だけでなく具体的な業者をいくつか選んでパンフレット等を入手し、ご家族と相談しながらあらかじめお決めになっておくことをおすすめします。

■お墓について■

遺骨を納める墓地の有無/墓石の有無/お墓がある寺院や霊園の名称・住所・連絡先/ない場合の希望(菩提寺・霊園墓地・永代供養納骨堂・合祀の永代供養塔・樹木葬・散骨・家族にまかせる・その他)/墓石や墓碑銘の希望/備考

■散骨・分骨・手元供養について■

散骨の方法についての希望(海洋散骨・自然散骨・その他)/散骨地の希望/生前契約や戦前予約の有無・事業者名・連絡先・契約書等の保管場所/手元供養の形式についての希望・業者を選定してある場合は業者名と連絡先・入手してある場合は保管場所(ミニ骨壺・遺骨ダイヤモンド・遺骨真珠・遺骨アクセサリー・ロケットペンダント・指輪・DNA保存・納骨オブジェ・その他)

*手元供養は日常的に遺族の心の慰めにもなりますので、とても人気があり、現在では多くの制作・販売会社が存在します。もし希望される場合は、業者を選定してパンフレット等を入手したり、現物を購入しておくのもよいでしょう。

■仏壇■

仏壇の希望(先祖代々の仏壇に祀ってほしい・新しい仏壇に祀ってほしい・祖霊舎(神道式)で祀ってほしい・仏壇と位牌は不要・その他)/仏壇の種類(菩提寺の宗派に沿ったもの・金仏壇・唐木仏壇・蒔絵仏壇・ミニ仏壇・家具調仏壇・モダン仏壇・その他)

■そのほかの希望■

希望の年忌法要(初七日・四十九日・一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・三十三回忌・五十回忌)/法事の場所などの希望

お墓はたんなる遺骨の安置場所という物理的な価値だけでなく、遺された方々が故人を偲び、心を寄せる対象のひとつとして重要な価値があります。「自分がお骨になってからの住まいなどどうでもよい」と思わず、ご家族のためにも大切に考えることをおすすめします。

解約をお願いしたいものなど

エンディングノートに書くべき、各種解約手続きについて

ここでは【解約のお願いなど】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

パソコンやスマートフォンなどを日常にお使いの方々にとってはとくに、【解約のお願いなど】は、エンディングノートに欠かせない大切な連絡事項になります。さまざまなオンラインサービスに加入していたり、ショッピングサイトを利用したり、フェイスブックなどのSNSに加入している場合、ご自身が旅立った後にどのように処理するべきかを決め、作業のお願いを記しておきましょう。

■携帯電話■

加入会社名/電話番号/メールアドレス/契約者名/支払口座など/解約などの連絡先(サポートセンターなど)/データの処理に関するお願い/備考

■パソコン■

パソコンのメーカー名と機種名/パソコンのサポートセンター連絡先/パソコンのIDとパスワード/パソコン内の重要データの場所・ファイル名・内容・処理の方法/そのほかのデータの処理について/インターネット契約プロバイダ名・解約などの連絡先(サポートセンターなど)/利用しているメールサービス・保有しているメールアドレス・処理の方法/備考

■利用しているウェブサービス一覧■

利用サービスサイト名/会員番号/ID/パスワード/登録メールアドレス/有料の場合の支払い情報/データや契約に関する処理の方法/サポートセンター連絡先/処理の必要の有無/備考

 ■利用しているその他のサービス一覧■

利用サービス名/会社名/契約者名・会員番号・ID・登録電話番号/契約内容/支払い情報/会員証等の有無・保管場所/サポートセンター連絡先/処理の必要の有無/備考

中にはご自身が旅立たれた後であっても、知られたくない情報があるかもしれません。そのような場合は、あらかじめ選んだ業者を指定し、そこにパソコンやスマートフォンなどを持ち込んでデータ削除をしてもらうよう書き残しておくとよいでしょう。亡くなった方であってもプライバシーは尊重されるべきですから、そのような意思を伝えてかまいません。