エンディングノートに書くべき大切な人へのメッセージ

大切な人へのメッセージ : 『人生の結び』と 『その先にある未来を結ぶ』一般社団法人終活・相続の窓口では、第一線で活躍する各種専門家の総動員により、多くのもしもに備え、人生の最期を安らかに迎え、家族の負担を減らし、トラブルを防ぐお手伝いを致します。

エンディングノートに書くべき大切な人へのメッセージ

エンディングノートに書くべき、大切な方へのメッセージ

ここでは【大切な方へのメッセージ】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。

エンディングノートに書き残す要素には「データ(情報)」「ウィル(意思)」「ライフ&メッセージ」の三つがあります。どれも重要な意味がありますが、遺族の方々の心を癒し、後々まで支えになるのは、この【大切な方へのメッセージ】です。愛情と感謝の気持ちを、ご自分なりの言葉にして丁寧に綴ります。

■大切な方へのメッセージ■

配偶者の方へのメッセージ/ご両親へのメッセージ/お子さま方へのメッセージ/お孫さま方へのメッセージ/その他

*形式や構成などを気にする必要はありません。思いを真摯に書き記すことが大切ですので、手紙のように書いても、独り言のように心情を綴る書き方でも、あるいは文章が苦手なら箇条書きでもかまいません。

*「何を書いたらよいのかわからない」という場合は、これまでの人生の中で、相手の方からもたらしてもらった幸せ、喜び、学び、支えなどを思い起こし、そのことについてひとつひとつ感謝の気持ちをあらわすとよいでしょう。

*もうひとつの書くべき要素は「お詫びの心」です。謝らなければいけないことがあった場合、そのことをしっかり拾い上げ、曖昧な書き方をせず真っ直ぐに謝ります。ご自身の人生をきれいに仕舞うために必要な、大切なお仕事です。

■ご家族から伝えてほしいメッセージ■

ご親戚、ご友人、お仕事でお世話になった方のうち、とくに伝えたいことがある方へのメッセージ

*とくにメッセージを伝えたい方がある場合、ここに内容を記してご家族から伝えてもらったり、短い手紙にしてその保管場所を記載しておくとよいでしょう。そのようなメッセージを喜ばない方はありませんので、積極的に残しておきましょう。

大切な方々の顔を思い浮かべ、エンディングノートにメッセージを綴っていくうちに、自分が抱えていた意外な気持ちや、お相手が自分にしてくれたたくさんの感謝すべきこと、あるいはご自身が謝罪すべきことの存在に気づくかもしれません。そのようなとき、感謝や謝罪の言葉をエンディングノートのためにとっておく必要はありません。面と向かって今日、お伝えになればよいのです。

伝えたい気持ち、してあげたいこと――。今できるよいことを出し惜しみせず、ひとつひとつ形にしていきましょう。エンディングノートはそのように、今後の人生をほんの少し変化させるきっかけにもなるのです。