エンディングノートに書くべき基本情報

基本情報 : 『人生の結び』と 『その先にある未来を結ぶ』一般社団法人終活・相続の窓口では、第一線で活躍する各種専門家の総動員により、多くのもしもに備え、人生の最期を安らかに迎え、家族の負担を減らし、トラブルを防ぐお手伝いを致します。

エンディングノートに書くべき基本情報

エンディングノートに書くべき基本情報

ここでは【基本情報】のテンプレートでしばしば取り上げられる内容について、具体的なサンプルを挙げながら、書くときのポイントや注意点をお伝えしていきます。 

【基本情報】はエンディングノートの重要なコンテンツです。そのため記入の際は、「正確であること」「記載漏れがないこと」に充分留意します。正確性を期すには「注意深い記入」「慎重な見直し」、そして「情報の更新」が必要です。ノートには最終記載日を記し、記載事項に変更があれば適宜修正して修正日を添えます。見やすく、わかりやすいよう、箇条書きやリストを利用します。

■基本データ■

氏名(あれば旧姓も)/生年月日/出生地/住所と本籍地/固定電話番号・携帯電話番号・メールアドレス/勤務先の名称・所属部署名・役職名・連絡先

■緊急連絡先■

氏名/本人との関係/所属など/電話番号・メールアドレス・住所

リストを作成します

これは葬儀に呼ぶ方のリストでなく、あくまでの緊急の連絡先です。ご家族すべてと勤務先の方、親しいご近所の方などに絞って記入します

■緊急医療情報■

血液型/持病やアレルギーの有無/現在治療中の病気/服薬中の処方薬の一覧/処方薬以外に常用している薬、健康食品など/かかりつけの病院名・診療科名・担当医/既往歴/健康保険証(介護保険証・後期高齢者医療保険証)の記号と番号/医療保険の加入先と証書の保管場所

緊急に医療処置を受ける際に必要な基本情報をまとめて記します

服薬中の薬については薬剤名だけでなく、お薬手帳をコピーするなどして、服薬の容量、回数など含め、詳細に記載します

既往歴(病歴)は病名の羅列でなく、罹患した年とそのときの年齢、治癒した年とそのときの年齢、その病気の治療をした病院名、担当医、治療法(手術の有無、入院の有無、通院して服薬治療など)を記載します

■パーソナルデータ■

運転免許証番号と保管場所/パスポート番号と保管場所/マイナンバーとカードの保管場所/住民票コードとカードの保管場所/携帯電話番号と加入電話会社/メールアドレス/メールサービスをはじめ加入しているインターネットサービスの一覧とIDやパスワード/パソコンのID・パスワード・重要ファイルの所在・データ処理の希望/そのほか契約している有償サービスの一覧と連絡先

学歴・職歴・結婚歴・住居歴などは、別の章で記します。ここでは緊急のときに必要な現在の重要情報に絞り込んで記載し、情報を探しやすくしておきます

自分の身に急な事態が起こり、意思の疎通ができない状態になったことを想定します。そのような場面でご家族や勤務先、友人知人に迷惑をかけないため、伝える必要があるのはどのような情報かを考え、記載するようにします