寺院墓地購入の費用や相場

寺院墓地購入の費用や相場

 

寺院墓地 費用の相場

お墓にかかる費用は、一般的に【永代使用料(墓地代)】+【墓石工事費】+【管理費】と考えることができますが、寺院墓地については料金システムが異なります。檀家になるための「入檀料」がかかりますし、管理費に代わって「寺院施設利用料」「冥加金」が求められることもあります。ほかにも「護持会費」「寄付金」「お布施」が必要になります。ここでは概要と相場をお伝えしましょう。

■永代使用料の相場

寺院墓地の永代使用料は、民間霊園以上に金額に大きなばらつきがあり、それぞれの金額の根拠は不明瞭です。民間霊園については、立地や設備・サービスの充実度、ブランド力などをみればある程度、価格の理由を理解できるケースが多いのですが、寺院墓地については寺院の格式や独自の都合なども関わってくるため、一般的な条件をみても価格の目星をつけることが困難です。

一般的な永代使用料の相場は、20~200万円、全国平均で77万円、東京都のみでは120万円ほどですが、寺院墓地の永代使用料は、都市部や交通至便な寺院、格式ある有名な寺院ではとくに高額になります。東京23区内では、1平米あたり100~300万円ともいわれています。

また寺院墓地の場合、永代使用料が低額に抑えられていても、独自にかかる費用が多くあります。購入を決める前に、初期費用・維持費用を含め、費用の全体像を把握するよう気をつけましょう。

■墓石工事費の相場

寺院墓地では民間霊園と同じように、墓石を指定の石材店に注文するケースがほとんどです。デザインや大きさに制限をもうけていることも多いので、注意が必要です。

価格については寺院独自の特徴はみられませんが、大手の霊園墓地とくらべると高めな印象を持つ方が多いようです。墓石代・彫刻加工費・設置費を含めた、一般的なお墓の「墓石工事費」の全国平均164万円を目安に、検討されるとよいでしょう。

■管理費の相場

寺院墓地の年間管理費用は、「寺院施設使用料」「冥加金」などの名目で納めることもあります。金額は6,000円~25,000円程度と比較的、高めです。また名目によっては金額を明確にした請求がされないので、その寺院の相場を調べる必要があります。

■そのほか寺院墓地にかかる費用

◇入檀料

そもそも寺院墓地を購入することは、その寺院の檀家になることが前提です。そのため、「入檀料」「お布施」などの名目でお金を納めることが必要になります。金額は納める側にまかされている形ですが、一般に10~50万円といわれています。

◇護持会費

寺院墓地を購入する場合は「お墓を買ったら終わり」ではなく、檀家として、仏様の供養を中心に寺院と密接におつきあいをすることになります。そのため、寺院を維持するための費用として「護持会費」がかかります。「護持会費」にお墓の管理料を含めている場合や、「護持会費」「管理料」をそれぞれ納める場合など、システムの違いによって金額は異なります。多くは年間、4,000~15,000円ほどです。

◇お布施

法要をおこなうたびにお布施をします。法要の内容により3~20万円ほどですが、菩提寺の相場がわからない場合は、ほかの檀家の方々に相談するなどして確認したほうがよいでしょう。

◇寄付金

檀家として、お墓とは関係のない本殿や庫裏の新築・補修・改築費用などの負担を求められることがあります。普段から小額を受け、積み立てて備える寺院もありますが、改築など大きな出費がある際に10万円単位、ときに数十万円~100万円以上の寄付金を分割で支払うよう求められるケースもあります。