お墓参りのお花などのお供え物や持ち物

墓参りのお花

 ■お墓に供える仏花を選べますか?

街のお花屋さんでは、かならず「仏花」として、菊を中心とした花束が売られています。最近ではスーパーマーケットやホームセンターでも常時、販売しているところが多いようです。このように、仏様へのお供え用のお花が最初からまとめられていれば、気楽に買うことができて便利です。でも、いざ自分でお墓参りのお花を選ぶとき、どのお花がいいのか、どのお花はよくないのか、あなたは知っていますか?

ご家族のお墓だけでなく、ご親戚、友人知人、お仕事の関係者の方のためにお墓参りをする機会もあります。そのようなとき、間違ったお花選びをしてしまわないよう、きちんと知っておきましょう。

■お墓参りで避けたほうがよいお花

基本的には、仏様に捧げるお花について、厳密なルールというものはありません。ただし慣例として、「避けたほうがよい」とされるお花がいくつかあります。知らずにお供えしてしまうと、気を悪くする方もいますので留意しておきましょう。

仏花にあまりふさわしくないとされるお花の特徴は、以下の3つです。

◇毒があるもの

◇棘があるもの

◇香りが強いもの

彼岸花とも呼ばれる曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は、その名称から、つい仏様に差し上げるのにふさわしいのではないかと考えてしまいますが、毒があるため避けたほうがよいお花として知られています。またバラも美しいのですが、棘を持つことから控える方が多いようです。

■お墓参りにおすすめのお花

お墓に供えるお花は、一般的には菊とされています。菊そのものを仏花と呼ぶこともあり、日常的に仏壇などに供えられる定番のお花です。菊が好まれる理由のひとつは「邪気を払う」といわれているからです。そしてもうひとつ、「切り花にしても長持ちする」という特長も選ばれる理由になっています。お供えしてから長い間、きれいにお墓を彩ってくれる点は大きな魅力です。

菊のほかに仏花の花束でよく使用されている種類は、小菊、りんどう、グラジオラス、カーネーションなどです。これらは日持ち、彩りがよく、日常的なお墓参りのお供えにはとてもよいでしょう。

一方、仏花を少し豪華にしたいときによく使われるのは、百合やカラーです。香りが比較的強いことから控える方もありますが、最近とくに人気のお花です。

また故人が亡くなってから日が浅い場合は、白いお花、色の淡いお花を選ぶのが基本的なマナーとなっています。お気持ちが弱っているご遺族にとっては、鮮やかなお花は毒々しく感じられてしまうことが多いからです。日が経ってからは、故人が生前にお好きだったお花、あるいはご遺族へのお見舞いの気持ちを込めて、ご遺族がお好きなお花を差し上げるのもよいでしょう。