遺言信託の手数料などの費用
遺言信託の手数料などの費用
遺言書の作成をご検討されるなら、遺言信託をご利用される事をおすすめ致します。遺言信託の利用は、遺産相続トラブルを防ぐ上で有効であり、また、遺産相続発生後の諸手続きがスムーズになりますから、ご家族の負担も軽減できるためです。
ただ、費用が高いため、注意が必要となります。こちらのページでは、遺言信託の手数料の内訳や、各銀行等の手数料のご紹介を致します。
遺言信託の手数料の内訳
遺言信託の手数料は、一般的に、以下の3段階から成ります。
- 遺言書の作成と契約
- 遺言書の保管
- 遺言執行(遺産相続発生後の手続き段階)
※ 銀行による遺言信託の場合、遺言執行の段階で、銀行に支払う手数料とは別に、司法書士に支払う登記費用が必要となる事があります。(弁護士による時も、多くの場合は同じ)
※ 遺言信託に、相続税の申告を含めることは出来ません。そのため、どの業種(例え税理士であっても)相続税の申告費用は別途必要となります。
遺言信託の費用比較
遺言信託の費用は、執行費用につき、執行対象財産額、その他の事情によって大きく変動するのが一般的です。特に、執行対象財産については、その額に対してパーセンテージ+αで費用が計算されるため、極めて高額になりがちです。
以下の図表は、遺言信託を取り扱う主な銀行等の費用ですが、執行費用については最低額のみを記載しております。実際の執行費用は、もっと高くなる事が見込まれますので、注意が必要です。
※ 変更されている場合もございますので、正確な情報は、各銀行等のHPをご確認下さい。
みずほ信託 | 三菱UFJ信託 | 三井住友信託 | 三井住友銀行 | りそな銀行 | |
作成費用 | 324,000 | 324,000 | 324,000~540,000 | 216,000 | 324,000~864,000 |
保管費用 (変更時) | 6,480 (54,000) | 5,400 (54,000) | 6,480 (54,000) | 6,480 (54,000) | 6,480 (54,000) 解約 162,000 |
執行費用 最低額 | 1,080,000 | 1,620,000 | 1,080,000 | 1,620,000 | 1,080,000 |
司法書士 費用 | 別途司法書士から請求 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 |
税理士 費用 | 別途司法書士から請求 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 |
弁護士による遺言信託の手数料
弁護士による遺言信託の手数料は、一般的に、上記銀行等と左程変わりありませんので、上記を目安にお考えください。
司法書士による遺言信託の手数料
司法書士による遺言信託の手数料は、一般的に、弁護士や銀行よりも安く設定されています。ただ、事務所により異なりますので、『上記図表よりは安く済むであろう』という程度にお考えください。