一日葬とは?一日葬の香典など

一日葬

一日葬とは、お通夜をせず一日で火葬まで行うお葬式

「一日葬」は、近年行われるようになった新しい葬儀スタイルです。通常の葬儀では、まずお通夜を行い、翌日に葬儀・告別式と二日間にわたって執り行いますが、一日葬はお通夜を行わず火葬までを一日ですませます。

通夜の弔問・会葬者がありませんからご遺族の心身の負担や費用が軽減され、内輪の方のみで、故人と落ち着いてお別れすることができます。

一日葬の流れ
開式の辞 → 僧侶入場 → 読経 → 弔辞・弔電の奉読 → 読経・焼香 → 僧侶退場 → 閉式の辞 → お別れの儀(お花入れ) → 喪主の挨拶 → 出棺 → 火葬 → 骨上げ →(初七日法要)→ 精進落とし →散会

一日葬の特徴とメリット

一日葬には「日数が少ない」「ご遺族の心身の負担が抑えられる」「お通夜の費用がかからない」などの特徴があります。そのため、以下のような場合に利用されるケースが多くみられます。

  • ◇ご遺族の心身の疲弊が激しく、二日間のお葬式が大きな負担になる
  • ◇ご遺族、ご親族が遠方にお住まいで、二日間のお葬式が負担になる
  • ◇ご遺族、ご親族に高齢の方が多く、二日間のお葬式が負担になる
  • ◇ご遺族、ご親族が多忙で、休みをとりにくい
  • ◇葬儀の費用を抑えたいが、「直葬」ではなくきちんとお別れの場を持ちたい

短い時間でお別れができる一日葬は、現代の世相を写しとるように生まれたものだということがうかがえます。

一日葬にかかる費用の相場

一日葬ではお通夜がなく、一般的に二日間かかるお葬式を一日で行います。ただし、だからといって費用が半分ですむわけではありません。

一日葬にすることで削減される費用は、おもにお通夜の飲食接待費です。そのほかについては家族葬、密葬、一般葬などとさほど変わりません。たとえば葬儀式場に祭壇を飾る場合は、その設営とご遺体の安置は前日に行いますので、会場費についてはやはり二日間の使用料がかかります。

葬儀費用はほかの葬儀スタイルの場合と同様に、どのような祭壇や棺を使用するか、生花の使用はどうするか、会葬者の規模はどのくらいか、どのような装飾や演出をするかによって大きく異なります。

実施例からみると、小額なものでは40万円前後、高額なものでは400万円を超えるケースもあります。そのため相場は一概にいえませんが、多くは葬儀費用として50~150万円、そのほかにお布施等がかかります。

一日葬の注意点

一日葬は、お通夜をしないだけで、宗教儀礼はしっかり行われます。ただし地域や宗旨宗派、寺院によって、葬儀に関する方針はさまざまあり、お通夜を行わない葬儀を認めないケースも見受けられます。

よって一日葬を希望される場合には、検討段階で菩提寺やご親族とよく相談し、理解を得ておくことがトラブルを避けるために大切です。

一日葬のお香典

一日葬は一般的な葬儀ですので、参列する場合は葬儀の形式に合わせ、お香典を持参します。お香典の金額の相場は、亡くなった方との関係、おつき合いの深さによって変わります。以下におおよその相場をご紹介しますので、参考の上ご検討されるとよいでしょう。

あなたと故人の関係 あなたが20代 あなたが30代 あなたが40代~
勤務先の上司・同僚・部下 5,000 5,000~10,000 10,000~
上記のご家族 3,000~5,000 3,000~10,000 5,000~10,000
友人・知人 5,000 5,000~10,000 5,000~10,000
ご近所 3,000~5,000 3,000~10,000 3,000~10,000
祖父母 10,000 10,000~30,000 30,000~50,000
両親・義両親 30,000~100,000 50,000~100,000 100,000~
兄弟姉妹、義兄弟姉妹 30,000~ 50,000 50,000
伯父・叔父・伯母・叔母 10,000~ 10,000~ 10,000~
その他の親戚 3,000~10,000 5,000~ 5,000~

なお、亡くなった方が会社の取引先の方である場合、まずは上司と相談し、会社名(社長名)でお香典を出すかどうかを決めます。金額は亡くなった方が重役以上の役職に就いている方なら10,000円以上が相場で、そうでなければおつき合いの深さによって3,000円以上を包みます。お香典の代わりに弔電やお花をお贈りする場合もあります。

また社葬が行われる場合は、こちらのページ(「社葬」)を参考にご検討ください。