手帳などを利用した自分史・エンディングノート

手帳などを利用したエンディングノート

手帳を利用したエンディングノート

■綴るうちに愛着がわくエンディングノート

エンディングノートは、書き進めていくと次第に不思議な愛着がわいてくるものです。自分の情報、思い、人生の記録をしたためていくうちに、どんどん自分を写しとった存在になっていくからでしょうか。そんなとき、自然と鞄の中に入れ、エンディングノートを携帯するようになる方がいます。

また、日々のスケジュールを記入する手帳にはパーソナルデータを書き込むページがありますが、それを大幅に拡張する形でエンディングノートの機能を持たせようという方もいます。

一般的には「エンディングノートは自宅に保管するもの」と考える方が多いのですが、ご本人の好みや方針によっては、いくつかのポイントに気をつけながら、手帳を利用したエンディングノートを作り、携行されるのもよいでしょう。手帳型のエンディングノートには、独特の楽しみやメリットがあります。

■エンディングノートを書くこと、読むことを楽しみたい方は手帳型を

最近では、システム手帳型のエンディングノートも販売されています。手帳を利用して作成するエンディングノートにはさまざまな長所があり、密かな人気になっているのです。

◇思いついたときにいつでも書き込める

◇携帯し、書くことと読むことを楽しめる

◇バインダー式のものなら、変更や追加があっても入れ替えるだけですむ

◇不測の事態が起こっても、かならずエンディングノートを家族に見つけてもらえる

◇死後に受け取った方も携帯し、故人を身近に感じることができる

機能的には、「気持ちが向いたとき、書くべきことを思いついたとき、いつでも書くことができる」という点が大きな特徴です。遺してゆく方々に伝えたいことは、ふとした瞬間に思いつきます。電車に揺られているとき。喫茶店でひとりコーヒーを啜っているとき。友人と談笑しているとき。テレビを眺めているとき――。手帳型のエンディングノートなら、移動中をふくめ、どのような場面でも書き込むことができます。

■「持ち歩く」スタイルのエンディングノートで気をつけること

エンディングノートを手帳にして持ち歩くメリットは、「いつでも書ける」「本人が楽しめる」というだけではありません。そもそもエンディングノートを作っても、その存在をあらかじめご家族などに伝えていなければ、大事なときに使えないということもあります。ところがそれを忘れてしまう方は、意外に多いのです。

しかし手帳として携帯していれば、いつどこでどのようなことが起きても、かならず存在を見つけてもらえ、中をあらためられるでしょう。確実にご家族の手に渡す、ひとつの方法でもあります。

もちろんエンディングノートには秘密にするべき重要な情報が満載ですから、注意も必要です。紛失しても大きな問題が起きないよう、あらかじめ記入する内容について熟考することが大切です。安全を期するなら、資産・相続などに関しては一切記載せず、ごく基本的なパーソナルデータと、医療関連情報、自分史やご家族へのメッセージなどにとどめておくとよいかもしれません。