パソコンなどを利用した自分史・エンディングノート

パソコンなどを利用したエンディングノート

パソコンを利用したエンディングノート

■広がるエンディングノートの可能性

エンディングノートといえば、やはり手書きのノート。そんな印象をお持ちの方が多いかもしれません。家族の顔を思い浮かべ、介護や葬儀について勉強しながら、ひとつひとつ記入欄を埋め、また思いを綴っていく。それが一冊の形になったものを手にしたとき、たしかにある種の感慨のようなものが味わえます。

一方、パソコンを利用してデジタルデータでエンディングノートを作成するのも、なかなか楽しいもの。作成の負担が少なく効率的に作れるので、そのぶん大がかりなものを作ることができますし、パソコンならではの多彩なコンテンツを実現できます。

また仕上げた後は、そのままファイルをパソコンに保管するだけでなく、外部ディスクやUSBメモリなどの記録媒体、クラウドサービスなど、保管方法も豊富です。もちろん紙にプリントアウトしてご家族に配ったり、データをインターネット経由で送ることも可能です。

■デジタル版エンディングノートが有利な点

デジタルのエンディングノートにはたくさんの長所があります。

「キーボード入力のため、作成時の時間や労力などの負担が軽い」

「デジタルデータなので、情報の修正・追加・更新が手軽」

「画像データやスキャンした書類を手軽にまとめられる」

「複製や配布がかんたんにできる」

「見やすく、読みやすい」

こうした利点に惹かれて、最近ではパソコンでエンディングノートを作る方が大きく増えています。オリジナルのエンディングノートを一から自作するのも楽しい作業ですが、テンプレート(書き込み式の定型書式、ひな型)など、便利に使えるツールが有償・無償ふくめさまざま提供されています。それらの既製品を上手に利用してエンディングノートを作る方法をみていきましょう。

■パソコンで作るデジタル版エンディングノート ――種類と入手方法

便利に使える既成品には、有料ものと、無料のものがあります。有料のデジタル版エンディングノートは、パソコンショップやソフト販売店、書店、インターネットショップで購入します。CD-Rの形で提供されるパッケージ版のほか、インターネットで入手するダウンロード版もあります。年賀状作成ソフトのように、どなたでも操作しやすいようシンプルにできており、書き方のアドバイスなども添えられています。

一方、無料のデジタル版エンディングノートといえば、ダウンロードして入手するテンプレートが主流です。こちらはシンプルな書き込み用のひな型ですが、内容がしっかり充実しているものも多く、無料だからといって軽くみることはできません。

また終活セミナーや、葬儀社、霊園・墓石販売会社などが開催するイベント、あるいは市区町村などが、紙のエンディングノートやCD-R版のエンディングノートを無料配布しているケースもあります。

まずはインターネットの検索エンジンで情報を集め、お好みに合うものをお探しになるとよいでしょう。既成品の詳細な商品説明や、実際に購入された方のレビューを読むと参考になります。また無料のテンプレートをいくつかダウンロードして試すうちに、ご自身の使いやすいもの、目的に合ったものが明確になっていきます。あなたの思いを遺し、人生を保存するエンディングノートとの、よい出合いが果たせるでしょう。