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定年後の住宅ローン破産

世田谷区を拠点とする、司法書士・税理士・財務コンサルタント・葬儀社による、終活・相続の専門家集団、一般社団法人終活・相続の窓口のスタッフ臼井と申します。

今回は住宅ローンについてのお話をしてみようかと思います。

定年後で起こり得る住宅ローン破産

嫌なお話で恐縮ですが、定年後にまで及んでしまった住宅ローンの返済が大きな負担となり、家を手放さなければならなくなる状況に陥るシニアの方が増えつつあります。

住宅ローン破産の主な理由

はっきり言ってしまえば資金の枯渇ですが、そこに至る経緯としていくつかの原因があります。 ①期待していた退職金の額が支給されなかった、②ご自身のご家族の介護のために離職した、③失業した、④給料の減額、などが挙げられます。

住宅ローンの種類

  • 元利均等返済:元金と利息を一定額で返済していきます。 元金への返済がもう一方に比べると小さいため、総返済額が多くなります。 借入金の残高の減りが遅いです。
  • 元金均等返済:返済が進むにつれて返済額が減少します。 元金の減少がもう一方に比べると早いために、総返済額が少なくなります。 返済開始当初の返済額が大きいです。

住宅ローンの危険性

上で説明致しました返済方法のうち、元利均等返済による住宅ローン破産のケースが目立ってきています。 この返済方法は元金がなかなか減らないために、それに係る利息もなかなか下がらず、結果として相当に長い期間での返済が余儀なくされ、その途上で収入の減少などの事態に陥ってしまう場合が少なからずあるためです。

住宅ローンが払えなくなる前に出来る対処

1.借り換え

借入時よりも低金利のローンへの借り換えにより、返済金額の減額を見込めます。 住宅ローンの返済に問題がない場合でも、財テクの一つとして有効な手段だと言えます。

2.リスケジュール

借入先との交渉により、返済予定の変更を認めてもらうもので、次のような方法が考えられます: ①支払期間の延長による毎月の返済額の減額、②ボーナス時払いの停止、③一時的な元金返済の猶予

対策

退職による収入の低下は避けられない事実であり、また退職以前に失業してしまい、退職金を手に入れられないといった問題も考慮しておくべき事柄です。 退職金を当てにせず、在職中に余裕をもって完済できる住宅ローンの設定が、安定した老後にとって大変重要であると言えるかと存じます。